スカウト。

スカウト、と言っていいのやらわからないけれど。先日、出張先の地方都市Aの駅前にて、見知らぬ女性に「すみません」と声をかけられました。怪しいセールスかと思いとっさに身構えたのだけれど、実はその人は全国に営業所を展開する某大手化粧品会社のリクルート担当で、私にその都市Aの営業所で「一緒に働きませんか?」と言うのでした。。
私が都市Aの人間ではなく仕事で東京から来ていることを話すと、「東京の方だから雰囲気が垢抜けてらっしゃるんですね〜」みたいなことを言って納得してみせ、「残念ですけどこれも何かの縁ですので」と名刺をくれて去っていきました。
‥そのときはただびっくりしてしまったのだけれど、あとから考えてみれば、肩こりがひどいのでマッサージは好きだけれどエステには興味がなく、化粧だって好きでやっているというより必要に迫られてやっているという方がしっくりくる私がそんな場所で働くというのも何だかおかしい話で。お給料だって今より低そうだし‥などと妄想しちゃいました。
ただ一つ思ったのは、お客さんに喜び(この場合は美しくなるという喜びかな)を提供して、お客さんの幸せな顔を見ることができる仕事っていいなぁということ。‥私も営業職の端くれなので、担当しているお客さんがいるけれど、扱っているものが喜びを提供するというよりニーズを満たすという性質のものなので。。まあちょっとした無いものねだりなんだろうけれど、ふっとそんなことを考えた出来事でした。