平日昼間の六本木ヒルズの光景。

水曜木曜金曜とお休みをいただき、5連休でした。
水曜木曜は一泊で温泉へ行き、木曜日は早々にお昼頃には東京に帰ってきてしまったので、映画でも観ようと思いぴあを立ち読みして笑、六本木ヒルズで『そんな彼なら捨てちゃえば?』を観ることにしました。
映画まで時間があったので、平日の六本木ヒルズをうろうろ。思ったより観光客っぽい人も少なくて、普段の土日よりも明らかに人出が少ない感じ。
トイレで化粧直しをしていたところ、お母さん(30代半ば頃。化粧もあまり濃くないし無地のタンクトップ+ハーフパンツというカジュアルな格好ながら、身につけているアクセサリーとかが明らかに高価そう。セレブカジュアル風とでもいうのか?)と幼稚園の年長ぐらいの男の子が洗面台のところにやってきました。
母(ちょっとイライラした感じで)「今日何で○○できなかったの??△△くんとか○△ちゃんはちゃんとやっていたじゃない」
息子「……」
母「××も遅い、□□も遅い‥もうちょっとしっかりやったらどうなの?!」
息子「僕頑張ってるよ‥」
母「あら、頑張ってるの笑。じゃあ、これからも頑張ってね!」
‥私がこの親子の様子を見聞きしたのはほんの数分だったけれど、何だかとても悲しい気持ちになりました。だって、男の子が年齢には似つかわしくない哀しい目をしていたから。自分ができていないのはわかっている、でも自分だって頑張ってやっているのに‥そういう思いが交錯している目。私も小さい頃から何でもとろくて不器用で、みじめな思いをしたり親にしょっちゅう怒られていたりしたので、何だか他人事と思えず。でも一番ショックだったのは、お母さんが男の子のことを肯定する瞬間がなかったこと。目を見て一言、「よく頑張ってるのは知ってるよ」って頭を撫でてあげればいいのに。あの怯えた哀しい目をした男の子はどんなに救われるかわからない。
私には子供がいるわけではないけれど、甘やかすのと肯定するのとは違うよね?と思いました。うーん複雑。